河童の足跡

自転車の修行する河童の物語

6/12 ニセコクラシック2022 年代別優勝

2020年にニセコクラシックが85kmになり初めてエントリーした!

(その前の70Kmはいろいろもったいないと思って出なかった)

でもコロナが、、、で、、、延期。

三年越しに今年、開催されると!

チームメイトも出ないし、、、旦那さんも行かないといい、

出たいけど1人でどうしよう、自転車組み立てられないし、、、

そもそも1人で行っても楽しくないよなー

でもこれで大会出なかったら、私は毎日なんでローラーしてるんだろう

このまま大会でない生活になると、重い腰はさらに上がらないよな、、、

と悩んだところに、救いの手が!

BiciclettaSHIDO

SHIDOのツアーに混ぜてくれるということで

SHIDOのおかげでニセコに来ることができました

(東京のみんな、SHIDOにかいものへ行こうwww)

 

で、レース当日

4:45起床

5時に朝ごはん食べた(赤飯のおにぎり二個と味噌汁)

5:52に24km先のスタートラインまで自走

下り基調で距離あるけど楽、いいアップで、バスじゃなくて大正解!

やっぱり経験豊富なメンバーときて助かった

ただ登った感じ調子が悪い

うーん、、、まぁ走ったら実は調子いいとかあるかもしれんし!

とポジションな発想が出たのが

自分が成長した点かも!?

 

スタート地点近くのセコマで

レッドブル250mlとカステラを軽くたべて、トイレに行って会場へ

のんびりしすぎたのか時間なくてバタバタと(汗)

荷物預けたらもうスタートラインに整列となりw

そしたら、、、

 

「え!?」

 

って知ってる方々が私に気付き驚く

ニセコに出るって表明してないからかと思ったら

 

 

「外にいる」

え!?そこ!?!?

ローラーばかりしてると

外に出ないイメージになってるみたい( ;  ; )

 

挙句には2年半ぶりのレースだと緊張するって言えば

「ここをワトピアだと思えばいいんだよ」

と言われるwww

しかし、妙に説得力がある

 

そして喋りながら周りを見渡す。

スタートにいる女子、みんな細いし強そうだし、

本当に最下位だったらいやだな、、、とか考えてたら、

そういえばフロアポンプが壊れて昨日入れた空気のままだ、と思い出す。

時間ないし自走で来れたから大丈夫か⁉️

と思ってたけど、友達のリツコさんが、

「空気甘いし、まだ時間あるから入れた方がいいよ。パンクしたらもったいない」

とアドバイスくれて、

マビックカーに駆け寄って空気入れてもらう

流石プロ

あっという間に入れてくれた、ありがとうマビック!!!

しかしこのバタバタした感じは危険だ、

落車とかしないようにと、気持ちを引き締める

 

リアルスタートは後発がおいついたらということ

早く追いつけば坂の前、遅ければ坂の上とか?

坂の上でいいんですが、、、

その方がありがたいんですが、、、、

昨日バッタリ会ったジャッキーさん

前回は坂の前でリアルスタートと言ってたから

そうなることが高そうだなー(事前調査もそんな感じ)

うーむ、、、

そしてまた別のことも言ってた、、前半が大事と。

 

なんですと!?

私のレース予想とプランで行くと

前半は集団走行で楽で、後半の山が勝負どころでバラける

で、それに合わせてローハイトのホイールにした

あれーあれー

だったらディープがよかったか?

と言っても今更どうにもならんので

ドーンと行きましょう!

 



って事で

ドーンとスタート!!!!

 

あ、ああ、、

後ろが追いつくまでゆっくりとは分かってるが

ゆっくりすぎて急ブレーキ多発(激汗)

何度肝が冷える瞬間があったことか

ただでさえ前目スタートじゃないんだから

詰めなきゃ行けないのに

びびってびびって

番手が後ろに下がっていく一方、、、

後ろにいたリツコさんが

「左から行くよ」という。

これは宣言?レッツ??と考えた瞬間に

リツコさんがスルスルと上がってく

私もって思った時には既に上がれない状態、、、

後発が追い付いて、密集率が上がりさらに上がれない。

前へ行くラインなんてないし、、気づくと下がってる、、、、

マジでこれやばいぞ

ここから坂で前に上がるなんて相当頑張らなきゃ、、、、

しかし無情にも坂が見えたところでリアルスタート

あぁ無情

 

とにかく食らい付くしかない

もう必死。

必死すぎてケイデンス100-110で上がってたらしい

悪い癖です。。。

レースで必死になると回しすぎてしまう

もう少し重いギアで上がればいいものを、、

回しまくって頂上つく?つかない?くらいの時に、

第一集団から遅れかけた時、

優しいジャッキーさんがゴッドハンドで、アシストしてくれて

下りでぎりぎり集団復帰

 

でも、下りきって前を見ると、集団は長く伸びていて、、

どこに女子の先頭がいるかわかんないけど

一番前にいるとして、だいぶ遠いぞ、、、

そして心の友のしおりさんはきっと遥か前だ

また沖縄みたいに圧倒的タイム差で負けるの?

嫌だーーーーーーー

と思いながら、とにかく少しでも前へと思う。

ライン見て少し前へ行けたと思っても、気づくとさっき抜いた人が横にいたりして

結局3歩進んで3歩下がる状態で全然だめ、、、

そして集団の後ろの方にいるってことは、

それはインターバル地獄に陥るわけで、

平地でも、まして登り返しやカーブのたびに

加減速の連続。。。。

これだいぶ足削られるぞー

インターバルもっとやっておけばよかった

(違うわ、この場所にいるのが悪いんだと一人突込み)

こんなんじゃ後半まで持つのか?とか

そもそもちょっとしたアップのたびに、

やっぱり今日の足は登りだめっぽいと実感する。

それに、よくまこっちさんとかミートアップなどで、

「登りはあげない」といっているので、

ちょっと前と離れても一定であがって、平地や下りで追いつく!

そうすると、後ろにいる人が上がって、ちぎれることなかった

(これが後々おおきな失敗につながることを、この時の私はまだ知らない)

 

道中、隣の人がパンクして

「私が一つとなりのラインを走っていたら、、、

 空気をいれてなかったら、、、」と想像してぞっとしたり

(ありがとう、リツコさん)

90°コーナーの連続で、コーンにぶつかって落車している人みて、

「とにかく怪我無く走りきらなきゃ」と思いながら平坦なところを走っていました。

 

今どれくらいの距離走っているのだろうか?とサイコンをみたら、

40分で25kmくらいだったきがするんだけど、

NPがさらっとみえて、、、

 

NP190W

 

、、、、おーーーと、自分の力からいうと、絶対無駄に踏んでますよね。

この位置にいるのに、こんなパワーつかっている、、、

いや、この位置にいるからこそ、無駄に使っているが正しいか、、、

いや、、、サイコンなんて見なくてもわかっておりあす。

大分足が疲労しております、、、

まだあと60Kmくらいありますが、、、

うわーーーっておもっていたら、、、、

 

前方の人たちの中にしおりさんが見えるではないか!

え!?え~~~~~!!!

テンションアップ!!!

そして、ずっと近くに同カテゴリーのSHIDOのマイハさんもいる。

ここはなんとして合流しなきゃ!と気合を入れる。

ただ、そこは意外とけっこういい感じの坂で、

詰めるのも容易じゃないって感じで、、、

手が届きそう、自転車一台?2台分?くらいまでしおりさんに近づいたけど、、、

頂上付近で、集団のペースが一気に上がる。

さっきから繰り返している後ろから人がきたところ、乗っかろうと、

他力本願丸出しでいたら、、、

あれ?人がこない、

振り返ると、、、

 

振り返れば奴がいない!

 

まじか、自分最後尾じゃん!!!!!

身から出た錆。。。何度も後ろから抜かれて乗っていたら、

そりゃ最後尾になるわ、、、

なんでそんなことに気づかず、名案とか思ってた自業自得。

しかし、ここで離れたら行かんのだ。

上越えて下りを必死に踏むけど、

しおりさんとマイハさんの集団は人数いて、先に見える

こっちは一人、、、頑張っても頑張っても、、、、結局離れていく一方。

 

あ、終わった。と心の底から思った。

心の友との勝負にも、カテゴリーの戦いも。

あっちは集団でスピードあって、この先詰められるとは思えない。

あーもう自分はニセコまできてなにやっているんだか、、、とへこむ。

実際段々見えなくなって、、、

 

へこみながら漕いでいると一瞬集団ができたけど、すぐ崩壊して、

また一人になって、足は無駄に疲れて、、、

 

あー勝ちたかったな。

次のレース頑張ろう、、、

 

ん???勝ちたい?

そうだ、自分は勝ちたいんだ。

負けていいなら最初からレースでない、

何が最下位だったらどうしようだ、

そんなこといいながら勝ちたいんじゃないか。

それに、本当は、今日どうしても勝ちたい理由が私にはあったのに、

こんなところで勝手におわるのか?

 

何が次頑張ろう?

今終わってないのに、次とか言って、何しにここまで来てんだよ。

 

そして、ふと好きな小説?アニメ?の言葉がよぎる。

君の価値基準はスピードだけなのか。だったら走る意味はない。新幹線に乗れ!飛行機に乗れ!そのほうが速いぞ

そうだ、なんで私は自転車乗ってるんだ!

同じ道ならオートバイでも車でなんでもある

こんな苦しい思いしないで早く進める。^_^

ただm速くなりたいんじゃない、強くなりたいんだ。

いまの自分はなりたい自分じゃない!!!

と、急に心にスイッチが入る。

 

大丈夫、絶対もう一回チャンスは来る。

オーバーペースの人もいるはず(どれだけ前に女子がいるかわかんないけど)

とにかくそれを信じて、走れ(結局他力本願)

それに、、、そもそも、自分は後半勝負でここにきたんだ!!!!

 

なんて考えてたら、一人だったのが二人になった。

そして、さらに二人が後ろから人が来て集団に。

なんか元気そうで明らかに平地強そうな男子。

ツキイチでお願いします、とプライドもなく宣言?お願いする。

自分の人生で一番の女子力で可愛く言ったはず。(多分、気のせい)

それにほら、、、そろそろ来る登りで、

私みたいな登れない人間はこの男子にちぎれるんで、、、

味噌っかすと思ってくださいと心で詫びた。

 

ただ、すぐ40Km地点になって、

私が後半の登りとおもっていたのが始まるとおもったんですが、、、

待てど暮らせど登りが来ない。。。

元気そうなお兄さんに、

「そろそろ登りですよね?」

と人生で二番目の女子力全開できいてみた(多分気のせい)

結果、、、「まだですよ|」

う、、うそでしょ???女子力全開できいたのに?

※女子力全開で聞いても距離は変わりません

どうやら、、、コース調べたのに、、、

いろんなことが重なって、記憶が書き換えてたらしい。

あー馬鹿だ。準備不足でしょwww

でも、正直ここまできたら、ただ走るだけ。85km走ればいいだけで。

どっかで坂は来るでしょう

 

そこから8Kmくらい走らないと登りはこなかった。

それまで、前と差は詰まっているのか?飛び出したい!!

まて、まだ我慢だ。と言い聞かせながら走っていると

後ろからさらに四人以上来て大集団。

あれ~こんなにうしろから追いつかれるなら、

前半頑張んないで、足ためてこの集団でここまで来たほうがよかった?

とかおもっていたら、やっと登り口に!!!

 

 

さー皆様、私を置いていってください!!とおもったら、、、

あれ?意外と私はこのメンバーでは登れたらしく、

むしろここまで牽いてくれた人を置いていく展開で、、、

すっごい胸が痛い。。。。

後ろは振り返らない、、

いや、、、正確に言うと振り返れない。。。。

だって今度は、、、、

 

振り返れば奴がいる

 

ただ、ここは10Kmの登り。

しかも過去参加者からも最初の10分は飛ばさないほうがいい、

とアドバイスもらっていったので、抑え目でいく。

八割くらい?のペースで淡々と。

このペースは遅いのか?悪くないのか?正直わかんない

と思ってたら、KOM近くで、パパさんが後ろからきた。

後ろから追いつかれるってことは、抑えすぎたのかな?

 

パパさん、レース中に撮影してくれてた。

なんか肩回りいけてないwww

ここからまた下って、もう一回上り。

多分この登りで、赤いSHIDOジャージで同じ色ゼッケンを遠くからでも発見!!!

この日のために、サングラスに度を入れたんです(違います)

抜き去るときに、ついてこないで~~と念を込めたおかげか、抜けた。

この先に同じカテゴリーの人はいるのか?いないのか??

分かんないし、走ればわかる!!!

それに、赤いSHIDOジャージがみえたんだ!!

次は、、次は心の友!!!!青いジャージの女子を探すんだ。

この日のために、サングラスに度を入れたんです(だから、違います)

 

長い下り。下りは楽だけど、それはみんな同じで、

逆に体重差とかテクニックとか恐怖心で、逆に差がつく。

私は特に苦手、たいてい遅れます。大幅に。

だって、転んだリスクを身をもって経験しているから、、、、

想像力が心のブレーキをかけるんです。

かけるんですが、、、

レースのアドレナリンなのか、

負けたくない、一人でも多く女子を抜きたいという思いなのか、

それとも青いジャージの方への恋心?なのか、

今までにない下りで、

もちろん、曲がりとかは大きく減速するけど、

ストレートの下りで頑張って結果下りきったときは男子の集団にいれた、

 

ここからは10Km未満。

前日試走もしていから、あと少しでおわるとわかる。

痙攣しそうな足もこの距離なら大丈夫と思えるし、

一人頑張っても無駄だから、

この集団であとは前に見える人をハンティングするのみ。

結果的に、途中で女子一人見えた!

前半走ってたから、あのジャージ覚えてる!!!

この日のために、サングラスに度を入れたんです(しつこいわ、違います)

 

 

しかし、どんなに走っても、人をパスしても、、、(女子はパスした)

85km走りきるまでに、、、、青いジャージのしおりさんに出会うことはなく、、、

サングラスの度を強くすればみえるのかな?(だーーかーーーらーー違います)

 

ご~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~る!!!

年代別では一位!!!

しかし、、、実際は、、、年代別除くと、

私は八位?くらいで、、、

優勝って胸はいいていいかわからなかった。

 

でも、そんな私に、、、、ゴールしてすぐに

LAPCLIPをチェックしてくれていた、、、

私が上で書いた、今回勝ちたかった理由の友達、

さかもっちゃんから速攻でLINEがきた。

「クラス1位」

 

一緒にニセコに来るはずだった、

SHIDOツアーに誘ってくれた彼女がいなければ私はエントリーすらできなかった。

なのに、私はここに来れて、彼女は流行りの理由でこれなくなった。

本人に落ち度がないし、今年すっごいリザルトのこしているから、

絶対ニセコ出たらすごい結果出た。

でも、、、

だから、私は勝ちたかった、

勝ちたいと心から思った

(途中であきらめたけど、、、、)

そして、勝ったよ!!!!

 

 

かったど~~~~~~~

(サイコンとリザルトのタイムが違うから

ワットとか一概に言えないし色々あるので

それはまた明日以降に)

 

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申し訳なさもあるんだけど、それでも勝てたことと、

やってみたかった自転車を表彰台につれていくことに一杯一杯で、、

チャンピオンジャージにそでを通すことを忘れたことをここに記すw

 

 

 

 

 

なんだかんだ、私の世代は、ジャージばらばらだけど、全員SHIDO関係者。

 

レースの良さは、リザルトだけじゃなくていろんな人に会えること。

道中一緒だったパパさん
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そして、、、

心の友、しおりさん

(私はデブにみえるのはジャージがめくれているだけで、、、

 デブじゃないよ??でぶだけどwww)

レースでい一度も勝ててないし、いつかはって思うし、

そのいつか、それが今回であってほしいと思う、思うけど、毎回勝てない。

今回は2分半くらいのタイム差。

あの別れ目からそれだけ離れたって思うか

思ったより離れてないと思うか、、、、

でもね、、、

そういうひとがいるから頑張れるのはもちろん、

自転車関係なく大好きなしおりさんに出会えたのは、自転車があったからで、

だから、本当に自転車ありがとう

 

今回一番速かった人も私より上のカテゴリー、(むしろ前七人のうち4人が年上)

一番速かったのは左のフィッツの仲村さん。上のカテゴリー。

だから年齢は言い訳にならない。

でも逆にいえば、まだまだ私にノビシロはあるはず!!!

(こんな発想絶対昔ならできなかった)

なんてことはおもいながらも、

やっぱり、前に七人もいて年代別優勝は胸を張っていいのかと悩むときに、

イマイ・スプロケッツの仲間からLINEがきました。

この時点では自分からリザルト発信してないのに、

調べて勝ったことをしってくれたみたいです、。

それは、Stravaでもいっしょでした。

なんで、みんなかったことしっているの?調べてくれたの??

その時、心から、あー私は勝ったんだ、みんな喜んでくれているんだ、

頑張ってよかったと実感できた。

そして、ふと宇宙兄弟のシーンがよぎった

 

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私が本当に優勝を実感したのは、Mさん夫妻からLINEがきたときです

どんなメダルより、どんなジャージより、一番実感した

 

本当に私は周りに恵まれている。

茨城県の自転車専門店「サイクルショップイマイ」の皆様、そしてその仲間、

しつこいけれど、今回ここに来れたのはSHIDOツアーに参加できたから、

そして、YONEXの面倒をみてくれるつくばの自転車店 Hi-Bike ハイバイク ロードレーサー・トラックレーサー・ピスト
多分重複する内容を明日もかいて、皆様胃もたれすれるかもしれませんが、

こころから、思うことです。

なので、何度も書かせてくださいwww

 

とりあえず、、一本500円もするビールなんて滅多に買いませんが、

2本も勢いでいろいろ買っちゃいました

そして余市のチューハイがまた美味しかった

 

上には上がいるけど、まー今日だけは許して下さい!