河童の足跡

自転車の修行する河童の物語

11/13 ツールドおきなわ2022 国際女子100Km

レース当日の朝、眠りが浅く2時間に一回目が覚める。

挙句に最後に見た夢は上司から、

[あーうん、ごめん、、、人手が足りはじめて、、、」

とリストラ宣告されるという、、、リアルで生々しく、寝た気がしない、、、

5時に目覚ましかけていたけど、四時半くらいに目が覚めて諦める。

そして、沖縄は、、、雨だった。。。。

雨にもいろいろある、小雨とか、小雨とか、、小雨とか、、、小雨とか!!!

えーと、、、、めっちゃ降っているんですけど~~~~~。

私のため息はもう雨音と同じレベルじゃないかというレベル(大袈裟です)

 

今回の旅は4人で一部屋。

そのうち選手は私と田中君、二人。

田中君も私も、雨降ったら出場考える派で、もうめっちゃブルーだし、

私は、この時点でDNSを検討(90%でないでいいで傾く)

「とりあえず、ここで悩んでも仕方ないし。 スタートまで行ってからきめたら」

と、サポート出来てくれている旦那さんが言う。

え?もうここで決めていいんだけど、、、出なくていいよって言ってくれwww

 

もうテンションはブラジルに届くんじゃないかというくらい沈む。

6時前に車で移動し始めても、ワイパーの動きで、雨が強いのがわかる。。。。

後日談でいくと、「お葬式みたいな空気」だったそうです。

ただ一説によると、「それも、例年通りじゃない?」とも。。。。

えぇ、否定はしません。。。いつもスタート前はこんな感じです。

三年ぶりの通常運転?そんなんならレース出るな、とはいわないでねw

周りの状況を把握しようと心の友、番場さんにメールしてみたら、予想通り出る感じ。

雨で出ないって人はいないのか、、、

予報で行くとスタートのころには雨はやんでそう。

だけど、雨はやめばいいっていうものではない!

路面がぬれていたら、結局転ぶリスクはある。

「沖縄の路面は滑る」と、現地の人に言われたくらいだし。。。。

 

かつて、ツールドおきなで怪我して、沖縄の病院に入院し、

そのまま地元の病院に転院して2週間会社に迷惑をかけた過去がある私は、

もうレースで怪我するリスクがあるときは、絶対にでたくない。。。

 

 

今回旦那さんと、もう一人サポートにきてくれたのが、樹里さん。

高校からの友人で付き合いは〇年(そこは察してくださいw)

まったく自転車乗らないのに、いつも沖縄いつか行こうよっていってら、

今年ついてきてくれた。サポートまでしくれると。

そう思うと、これで出ないって申し訳ない、、、

だけど、わかってくれる友人だから、、、DNSしてもわかってくれるはず、

といろいろ揺れながら、車に揺られる、、、、そりゃー心も揺られる、、、

ちなみに、前日まで苦しんでいた腰痛は、

樹里さんが持ってきてくれた医療用シップがきいて、だいぶ良くなった。

樹里さんには頭が上がりません、、、、

 

そんな中、カレーおじさんから雨雲レーダーと励ましがきたり、

旦那さんが、道路に置かれているポールを見て、

「雨の中スタッフも準備してくれているんだね」

と、遠回しにやる気を起こさせようとしてくれている。

うん、そうだよね、走らないのは簡単だけど、

色んな人の想いを受け取ると、走るべきだよな~と

前向きに思い始めたら、本当にスタートに近づくと雨がやみ始める。

あー、もう!!!出るしかないじゃん!!!!これで出ませんって言えないぞw

とりあえず、、、、

最下位でもいいから安全走行で出て、名護に帰るという気持ちになって、

出場を決める!!!(やっとかよwww)

 

ってことで、7時過ぎ?くらいにスタート地点に着く

お腹が痛くてトイレに小走りに行ってると、

クリートがコンクリートにつっかかり、、こけかける、、、

えーと、、、後ろに、湾岸の福山さん、、、、

みられた~~~~恥ずかしいわ!!!

そんな必死にトイレ前に行ったら、、、

トイレが9時から17時というまさかの展開で固まる。。。

三年ぶりにきたら、、、トイレの使用時間まで変わっていて、、、、

時の流れを感じましたYO!!!!

 

とりあえず、おなか痛い問題を抱えながら、

サポートメンバーが移動するためにも、荷物を降ろして、準備して、、、、

(路面が心配なので空気圧は少なめで、80~85くらいにした記憶あり)

記念撮影もして、、、

旦那様よ、早く出発してくれ、、、と思うのに、

心配してぎりぎりまでいてくれる感じですが、、、おなかが痛いwww

「お願い、おなか痛いから、、、、

もう出発してくれ!!!」

と泣きの一言wwww

めっちゃ悲しい顔してた、、、うちの旦那様。

そりゃそうだよね、サポートしようと頑張っているのに、まさかの早くいってくれと、、、、

名残惜しさのかけらもない、、、

本当に、傍若無人な嫁でごめんなさい。。

 

しかし、、、おきなわの仮設トイレは大行列で、

私は女性なので、共同売店のトイレで並ばず済んだけど、

男性陣は長蛇の列で、30分以上順番待ってて、不憫で、、、

来年以降はスタート前のトイレ問題の改善があると嬉しいです。

 

そのあと、番場さんを発見。

顔を出しに行ったら、結局そこに長居して、混ぜてもらって、、、

なんか濃いメンバーの集合www

談笑しつつ、いろんな情報をもらいながら、

広美さんやテツさんから痙攣した時の対処法聞きながら、

お口のケイデンスは高く、アップ終了!!!

と言いたいけどwww足はあったまってないので、

とりあえず、かるーーーーくアップ。

番場さん、陽子さん、ゆっこさんとコース逆走15分くらい走って終了。

路面濡れいてるし、無理しないで、機材チェックの意味合いで。

坂でみんなのギア見ながら余裕そうに回してて、

うーんみんな調子良さそうで不安になったのは、ここだけの話。

戻ったら、りつこさんたちが試走に行くっていうけど、

これ以上不安にならないように、ついていくのはやめた。

 

走行している間に、プロの210kmが通過。

女子の時間があっちゃこっちゃしながら、9:30スタート。

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前日のイメトレでは、スタートの奥で千切れるイメージ

だから、もうスタートしてから、ドキドキしてました、

優勝狙う人にとってはアップを兼ねた坂かもしれないけど、

過去2回ここで千切れたことある私は、毎年ここで千切れたらという恐怖がある。

ただ、スタート前のほうだったからか?登り始めて問題ないなーとなんとなく思う。

とはいえ、途中で見たら心拍が170以上になっている。

180以上になりたくないと思って、ダンシングを入れ始める。

あ!そうだと思い出す。

「もっとダンシング使えばいいのに」って旦那様にもよくいわれたな~

と、分析して切り替えて、心拍を抑えられたのは、

今思えば、冷静というか心に余裕がったのかなと。

悪い癖は、気づかないでケイデンス100回転くらいで必死に登って、

心拍が上がりすぎて、、、レース終了!!ってことが何度もあったし、ここでも経験してきた。

リツコさんが横からスルスル上がってきたー、調子よさそうだなーとか

番場さん先頭だなーとか、色々観察しながら奥の頂上到着。

ちょっとほっとしたけど、ここから、気をつけるポイント。

カーブや下でスピード出る場所で、今日の路面だと心配。

そもそも毎年、下りで踏んでしまう箇所でもある。

朝車で送ってもらっているときに、旦那様が

「俺なら、ここら辺は頑張らないで、いったん平たんになる前に加速して、

 辺戸岬の登り返しまでおいつく。無駄に頑張る必要ないし、

 路面濡れいているところで頑張ってもリスクしかない」

「でも、それでおいていかれたら。。。。」

「いや、追いつくでしょ」

それは、、、あなたが下り得意だからじゃなくて???

本当かよ。。。本当よね?信じるよ??旦那様!!!

下りでちょっとずつ離れていくけど、多少頑張りつつ必死に追わないで、

平坦前から踏み出して登り返しでちゃんと集団に!!!

おおお!!!旦那様信じてよかった(半信半疑でしたがw)

 

こうなると、ここからの平坦区間はフンガワまで集団で入れること確定。

とりあえず気楽に走ってたら、横に広美さんがきて、話しかけられた。

「ヘルメットのシール取れそうだよ」

まじか!!!下っているときばたばた音してて、

手でべたべた押して大丈夫だと思ってたのに。。。

初めましての植竹選手も心配してくれて、

「外してポケットに入れたほうが安全ですよ~

 これ、外れやすいですよね」と。

なんて優しいんだ、去年の全日本チャンプ。

やっぱり強いとか速いより、いい人って大事だよね。

素直にポケットにシールを入れる。

これでオールスポーツで自分を探すのが大変になるぜwww

来年は、ヘルメットのシールに両面テープ張ろうかなと思う。

 

最初は真ん中くらいの番手にいたけど、

ガチャガチャするのも苦手だし、ちょっとずつ前へ。

後ろでひらひらして、足温存もあるけど、急なペースアップも嫌だし、

とりあえず前へと思ったら、ローテに加わるまでの前へ来てしまったwww

しかも、自分の前の人が、スピードあげたいのか、

ローテで左によっても、速いんですけど、、、

あの人の前に出るために必死に足を使いたくはないし、降りてこないから、

勝手に放置。。。

例年、ここで逃げたり、ペースはやめて、成功した人見たことないから、放置。

って、今度は後ろの人が前に出てこない。。。

あれ?私、、、輪を乱している???え、ええええええ。。。。。

と、とりあえず、、、冷や汗を隠しながら前だけ見ておくww

なんとか人が来たけど、、、またうまくローテが回らないのか、

すぐ人が来なくなって、あきらめてまたローテに加わって、、、

あれ~~~こんなはずじゃなかった。ローテ加わる予定なかったのにwww

 

そんな感じで、平和に?海岸線を通過して、フンガワダムに入るための左折箇所へ。

とうとう来ました、、、、ここが。

例年ここがふるい落としになる箇所。勝手にセレクションだと思っている。

そして、イメトレや今の調子とか考えて、、、どうすべきかを考えていた。

例年ここで後ろで苦しんで、ちぎれて、、、足がなくなる。

後ろから来た人が後でリザルトみると、10人以上前にいたりして、

ここは頑張らないほうが結果いいのか?と悩んでいた。

ダム登り始めて少ししたら、

先頭の広美さんが明らかにペースアップしたし、

見える背中から力強さがみなぎっていて、、

これついていったら、結局つぶれるんじゃ、、、

と思って、早々にマイペース作戦に切り替える。

大丈夫、、、多分、絶対、、、垂れる人がいるはず(いてくれ)

その人たちと集団作っていくんだ!!

と自分に言い聞かせて、とりあえずひたすら上がる。

上がれども、上がれども、、上がれども、、、

人が見えない。。。

あれ~もっと早々に垂れてくる人がいる予定だったんだけど、

なんだこの汗は、暑さによる汗なのか、冷や汗なのか。。。

いや、もうどうにもならないんだから、、、

結構頑張っているんだけどな、、、とサイコンみたら、、、

なんかパワーが300Wとかなってて、なんじゃりゃーwww

校正成功してたけど、うまくいかなかったのかな?と思った。

(この理由も翌日わかる)

 

KOMまで1Kmの看板の手前くらいで、2人の背中がみえた!!

ブラインドで見えなくなったけど、

慌てジワジワつめようと思って頑張る。

この日の最大心拍177はここで記録していたよう。

頂上にたどり着く直前で見えた!

、、、

前にいるの一人やん!!!

さっきのもう一人はどこへ行った!!!(前へ行っただけwww)

よし、この一人と一緒に前を追おう!

あ、この人、もえぴーと同じチームのジャージだ。

宗谷岬まで行った人だ!!

うん、強そうだからいけるっしょ!!!って思ったら、、、、

下り始めて、立哨で立っている人がサイレンみたいなのならし始めた。

下りだから注意喚起だったのかもしれないけど、え?前で落車起きた?

隣の人は完全停止。私もブレーキ軽くかけた。

一番驚いていたのが、、、、、

 

立哨の人!!!

(止めたわけじゃないよ!的な感じの慌てた顔してた)

あ、これ完全に注意喚起やwww

 

ってことで、慌てて一気に踏む。

あ、、、もう一人の人、、、ここで離れた。。。

こうなったら、一人で行くしかない。多分先に行った人はそこまで離れてない。

そう思うと、アドレナリンが出ているのか、

下りでも、落車で運ばれている人とか見ても、そこまで怖がらず必死に追えた。

給水地点のあたりで、先に行った人の背中が見えて、分岐手前でとりあえず追いつく。

とりあえず、ここから60Kmくらい一人で走らず済むww

 

そこから偉そうに、合流した大学生に、

「二人で行きましょう~ちぎりあっても仕方ないし」

(ペース上げてちぎらないでねw)

「坂も上げるより、ペースで行ったほうがいいよ」

(足削られたくない)

と、口八丁で走る汚い大人

だってね、足がぴくぴくしてて、

痙攣しそうですよーって教えてくれてるんだもんw

 

走行していると、もう一人捕まえて三人パックに。

話を聞くと、集団から離脱したと。

そんな離れてないのかな?と勝手に思い、

「三人で回しながら、ジワジワ前詰めましょう!」

(テンション上がってペース上げないでねw)

と、口八丁で走る汚い大人。

こんな大人にならないでねwww

 

しかし、、二人静かで、、、、無言に耐えられない

えーこっから2時間くらいかかるのに、無言、、、耐えられないwww

 

そのうち、さらに先に一人見えた。

あれ?なんか黒とか青っぽいジャージっぽい。

私の心のスカウターが反応する!

「あれは、番場さんじゃないか!?!?」

乱視がひどい私。

視力もめっきり落ちた私。

でも、わたしの心のスカウターが反応する! 

君はドラゴンボールのスカウターを覚えているか!?そっくりなデバイスが実現? | 小龍茶館

絶対番場さん!!!!

いや、落ち着け!

そうやってニセコでも手の届く範囲まで近づいて、追いつけなかった。

だから、とにかく追いつくまで必死に走る。こっちは三人だし!!

 

そう、そして、見事に捕まえた!

もう、ハイテンション!!!

うれしさのあまり、「ばんばさーん」って声かけちゃったw

いつもレースで足元にも及ばないのに、やっと捕まえる日がきたとは!

しかも、無言の集団に耐えられなかったから、

ここは励ましあいながら一緒に走れる!

と思ったんだけど、、、、話かけてもあまり返事がない。。。

「なんか私ペダルからコツコツ音がするんだよね(異音の理由も翌日分かる)」

とか言っても反応なしwww

あ、はい、、、静かに走ります。

(後でわかったのは、辛くて聞こえてなかっただけらしいw)

 

四人パックだったけど、途中で一人チェーン落ちで脱落。

とりあえず三人で走りながら、淡々と進む。

ここから給水の慶佐次くらいまではひたすらアップダウンの連続。

足もぴくぴくして痙攣の予兆を、とにかくかわすために、

広美さんたちに教えてもらった「重いギアで踏め」を実行して、なんとかこらえてる。

それどころか登りで段々一緒に走っている二人が離れていく。

「え?あれ??意外と二人苦しいの???」

正直意外だった。

登りが苦手な私なのに!?

直前の減量が聞いたのか、フンガワで抑えたのがよかったのか?

ただ、ここから一人旅は嫌だったので、千切るのは控えた(ここが間違い)

とりあえず登りで少し余裕残して先行して、下りは安全を繰り返して追いつかせて、

「ふふふ、きっとこれは相手の足が削られていくな」

と心の中でほくそ笑んだなんて、全然、全然ないからね!!!

 

そして給水のところの坂。

千切るつもりはないけど、給水余裕もってもらいたかったから、

少し上げて登っていくと、旦那様と樹里がみえた!!!

私設応援団が、ボトルを持って待ってくれていた。

本当に今回、これが助かりました。

ペットボトルもらっても私は多分その場でのんで捨てるしかできないので、

諦めてたのに、スタート降ろして、交通規制を考えて行動してくれた。

もっと羽地とかでゆっくり見たほうが楽しめるのに、

選手二人のために、動いてくれた二人には感謝しかない

 

 

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ボトルもらおう!

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無事受け取った図。(一生に一度あるかないかの素敵な写真!!!!)

心の中で「ほら、番場さんと走ってきたよ!成長したでしょ!!!!」

と思っていたんですが、

「後ろ二人追ってきてるぞ!!!」と旦那様が叫ぶ。

いや、どっちかというと離したんですよ~~~と心の中で叫びながら、

とりあえず、ダサい姿を見せなくてよかったと安心してたら、

 

「あ、番場さん!番場さん頑張れ」と旦那が叫んでる。

こらこら、ライバルにパワー注入しないでくださいwww

 

とはいえ、またもや、ここで離してもなー、と思い

ペース落として待つ(これが間違い)

 

そのあとも安部まで何度も登っては下っての繰り返し。

気づいたら大学生はいなくなり、途中で福山さんを捕まえてなどしながら、

ひたすら登りでダンシングでマイペースであがってちょっと先行しつつ

後ろを待ってを繰り返して、坂をパスしていく。。

ここまでくると、私の中の勝負は95%くらい、番場さんに勝つことにシフトするw

今日の感じは、多分私のほうが登りに余力はあるから、

このまま一緒にって、うまくいけば前の人を捕まえながら、

最後の羽地からその先のトンネルまでの長い登りで、

勝負して先に行く、そうすれば勝てる気がする。

そんなお花畑なことを思いながら走っていました。

 

そして、この登りの連続のラスト、安部(カヌチャ)を登りきり、

下り始めても、番場さんが見えない。

「勝った!!!!!!」

と正直、ニヤニヤしたのを、白状します。

レースで初めて勝つ、やっとこの日が来た!!!

もう勘違いしまくったのも、白状します。

 

羽地まで平地とはいえ、向かい風だし、

例え追いつかれても、だいぶ足使うだろう。

今日の私には、登りがついている!!(と思いあがった発想がありましたw)

 

 

海岸線の一車線走行の時に、後ろから男子の集団が来た。

「この狭い幅で、集団が来るのはいやだわ~」

と思いながら左によって恐る恐るはしっていると、

「乗って!!!」と大きな声が!!!

 

え!?え~~~~~~~~。番場さん!!!!

 

「きったね~~~~~~~~~」と叫びましたw

別に汚くはないし、タイマン勝負の決まりはないのにwww

男子の集団に混ざるのはいいのか?とおもいつつ、

ここで番場さんにちぎれたくないと思って、番場さんの後ろにつく。

しかも、男子のひきが強くて、いや、これしんどいわ。

足もぴくぴくしているから、登り前に補給を!

って思ってフラスコのジェルをのみ始めたら、集団がペースアップ!

げっ、、、、油断した。

慌てるけど、フラスコを背中に入れるのに手間取っている間に、

さっそうと消えていく。

 

いや、逆に一人でここから追いつけるとは思えないんですが、必死に必死にはしる。

今日の私は、羽地の登りが勝負って思ってたんだ、まだいける!諦めんな!!

と、ネガティブなくせに、この日は珍しく諦めなかった。

 

羽地に入っても、なかなか番場さんが見えない。

気持ちは焦るけど、「大丈夫、まだ登りは長い!!」と奮い立たせる。

リアルにこのシーンが頭をよぎる

 

そうすると、羽地トンネル見えたあたりで、やっと番場さんが見えた!

こっちに気づいている感じはしない。

もう一度仙道君が出てくる。

 

そして、羽地から続く長い登りの頂上付近で、

さらに前にいた内房の選手と番場さんが合流しているところに、

ステルスのように後ろにくっついた!

「やっとなんとか!!」と思ったところで、

番場さんが下ハンで上げた瞬間、

もうついていく足が全くなく、THE END

 

一応その先のアップダウンからの下りも必死に走ったけど、

足が本格的に攣り始めて踏めなかったし、

58号に戻った時に、前の二人の姿は当然のように見えなかった。

力不足だ。

そして、そこからは、後ろは誰も来てないことを確認しつつ、

少しでも前との差を縮めたいし、

早く終わりにしたい一心で(これが一番の願い)

残り数キロ必死に走るけど、

Last1Kmの看板が見えたころから、もう右足がつりまくって、

不自然な角度でしか足が動かなくて、カクカクした状態で、

「もう前なんてどうでもいいから、ゴールさせてくれ」の一心で進む。

あと数分の我慢って思って耐えたけど、本当長く感じた数分でした。

 

で、やっとゴール。

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正直ゴールして、一瞬ウルウルした。

ここ数か月思うように練習もできず、パワーも調子も下がりまくって、

無事にゴールできたことと終わったことで、

自分が思っていた以上に苦しかった日々らしく、

その気持ちが込み上げてきたこと

自分が満足できた結果かと言われれば、Noだけど、それも含めて今年の私だ。

 

いろいろ後悔はあります。

フンガワで勝負に行かなかったこと。

坂で後ろを待つより、先に行くべきだったんじゃないか、

散々60分走とかローラーでやってきたんだから、

一人で走ること慣れていることわかっていなかったこと。

 

言えることは、自分を信じられなかった。

それがすべてなのかもしれない。

だから、フンガワも回避したし、人の力を借りて羽地まで行こうとした。

今すぐ使いたい】スラムダンク 田岡茂一の名言集【25選】

だから、一切勝負にいけなかった

 

 

でも、それでも、多分、三年前よりはちょっとは強くなった気もする。

おきなわで30番台常連だったのに、やっと15位まで来た。

毎回メンバーも参加人数が一緒ではないとはいえ、それでも前よりはいい。

悔しい気持ちばかりだけど、少しだけ、自分を信じてもいいのかなって思った。

 

だがそろそろ 自分を信じていい頃だ・・・ - 煽り画像・ネタ画像・レス画像まとめ

🇺🇦 漫画/アニメ名言bot 🇺🇦 on Twitter: "そろそろ自分を信じていい頃だ……今の君はもう十分あの頃を越えているよ -  安西先生 (スラムダンク(SLAM DUNK)) #10578 https://t.co/2aZRUHNAjJ" / Twitter

でも、だからこそ思う。

もっと強くなりたい。こんなところで終わりたくない、

上位とこんなに離れている記録でさえそう思う。

 

とはいえ、猛烈な痙攣により、ゴール後足が動かせず、

しばらく自転車を松葉杖代わりに立つことしかできずw

自分の顔を触ったら、塩の結晶が、、、塩精製しちゃったよw

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サポートしてくれた旦那様と樹里と合流して一枚。本当にありがとう。

スタートすることができたから、

サポートしてくれた人がいたから、

それがなかったら、悔しいとかそういう想いすら感じられなかったわけです。

本当にありがとう

 

あと、本当毎日ローラーばかりしてあきれられているけど、

我慢してくれている旦那様に心から感謝しています。

こんな嫁でごめんなさい。

諦めているからと言われるけど、あきらめないでw

 

 

そして、ゴール後は一緒に走った方々と談笑。

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悔しいとかあっても、やっぱりおきなわは特別だし、

番場さんとの負けられない戦いもめっちゃ楽しかったw

また来年ここを目指して、もっと上を目指して、

勝負しにいけるように、また積み上げていきたいと思います。

f:id:water_imp:20221121212914j:image仲間で写真を撮りながら、無事にレースを終えました。

 

さーここからは、宴会しかありません。

ふれあいパーティーがなくて寂しかったけど、ご時世的に致し方ない。

だから、せめて四人で弾けました!!!

これがあるから、頑張れる。

 

ありがとう、ツールドおきなわ

本当にスタッフの方々ありがとうございました。

この難しい時期に、三年ぶりに参加できたことが心から嬉しいです。

 

でも、最後に一言。

そろそろ、番場さんに勝ちたいですw